帰宅したら夫が倒れていました。

ある日、突然夫が倒れ、これからどうなるのか。乗り越えていけるのか不安でいっぱい中。過程を記録する為にとblogをはじめます。

あれからまだ1年半、出来ることが沢山ふえた。 笑顔もほんの少しだけ増えた。

夫からリクエストの、牡蠣のあんかけうどんを作った。


食べながら夫が言った。


「うん!美味いなー。

 でもな、致命的なミスがあるで」


私「え?何?何か入ってたん?」


夫「牡蠣、小さいで。

  CMの牡蠣はもっと大粒やで」


私「あれはCMだからやん。

  食べに行ったらもっと小さいで」


呑み込みも随分ラクになったのかなと思ったら、そうではない様子。


食事中、何度も目を瞑り、辛そうな顔をして暫く静止。数秒後、食事を再開。


お茶でさえも、ゴックンと飲み込めず、時折、ドンドン!と手をグーにして鎖骨の下辺りを叩いている。


そんな事を繰り返しながら完食。


良かった。


以前、退院してすぐに、夫の大好物の茶碗蒸しを作った時…


たったひとくちしか食べなかった。

あまりに辛そうで理由を聞けなかった。


あれからまだ1年半、出来ることが沢山ふえた。

笑顔もほんの少しだけ増えた。


夫の心に少し余裕が出てきたのかな。

昨夜テレビで丸亀製麺のCM「牡蠣かきたまあんかけうどん」が流れた時、


夫「美味しそうやなぁ」と言った。


私「食べたいの?」


夫「美味しいのを食べたい。

  美味しいのをやで!」


私「あれなら家でも美味しく出来そうやね」


餡掛けうどんなんて熱いものを

食べたい、作って、と意思を口に出してくれた事が嬉しい。


「美味しいのをやで」と注文までつけるようにな

 り。


笑った。


発症後、〇〇を食べたいなあ。とリクエストするのは初めて。まして熱いものを


夫の心に余裕が出てきたのかな。


相談センターに夫と一緒に行く事が不安です。

夫が以前から予約している「高次機能障害自立相談支援センター」


来週、平日午後から休みをとって夫と一緒に行く予定ですが。


私「行ってどんな事を相談するの?

 相談したい事、要点をまとめて書き出しておい 

 てね」と言ってみた。


夫「行ってからでないと聞く事もわからない。」

  と言う。


不安です。今まで夫に付き添い何箇所か色々な機関に行った。


夫の話、だらだら長い。要点がなかなか掴めず話がそれたり、最後にやっと言いたい事がわかる。


途中で何度も苦虫を噛み潰したような顔になってしまう私。


相手に申し訳なくて。


でも夫の話を遮らずに最後まで話をさせないと来た意味がないし。


話を最後まで聞くとなるほど…といつも思う。


来週、どうなるやら。。